メンテナンスの意味

こんにちは、久家です。

「メンテナンス」という言葉を聞いてあなたはどんな事をイメージしますか?「メンテナンスをしましょう!」と整体師の僕が言えば、

「体が悪くならないように定期的に体のケアをしていきましょう」
 
という意味に聞こえると思います。

他にも歯、肌、髪、爪など、僕ら人間の体の部位に対してメンテナンスという言葉は使いますし、車やバイク、洋服、靴、バッグ、楽器など様々なモノに対しても使います。

これらのものにメンテナンスという言葉を使う時のほとんどが「悪くならないようにする」という意味で使われています。

もちろんメンテナンスにはそういう意味もありますが、もっと広い意味があると僕は思っています。

そこで今回は「メンテナンス」についてお伝えします。

それでは始めて参りましょう!

目次

自分の機嫌をとる「自己メンテナンス力」

僕はメンテナンスという言葉を

「エネルギーが満ちている状態にすること」

と定義しています。

ストレスを溜め込んでいる…
やる気が出ない…
いつも疲れ切っている…
機嫌が悪い…
常に不安を抱えている…

などのようなエネルギーが枯渇している状態、ダダ漏れになっている状態っていうのは…メンテ不足です。

メンテナンスをしっかりと行なって、常にエネルギーが満ちている状態でいること。この「自己メンテナンス力」がとても大事なんです。

当院には子育て、仕事、家事で忙しい毎日を送っている主婦の方々が心も体も疲れきった状態でご来院されます。お話を伺っていると…「また子供を怒鳴ってしまった」「旦那にイライラする」「子供につい色々と言ってしまう」といった話をされる方が多いですが、同じように忙しい毎日を送っていても精神的に落ち着いている方も中にはいらっしゃいます。

この違いって何なのか?

気になって直接聞いてみると、ある方がこのように教えてくれました。

多くの親は自分がイライラして…自分が我慢して…これがいいと決めつけて干渉することしかしていないように思う。私も前はそうだったけど、今は「子供がやりたいと言うことを素直に応援できる心でいること」これを常に心がけるようにしている

そして、素直に応援できる心でいるためにやっていることは…

・ママ友とランチに行く
・好きなドラマを見る
・整体に行く
・好きな洋服を着る

このようなことを日常の中に程よく入れて「自分で自分の機嫌をとっている」と言っていました。

これがまさに自己メンテナンス力です。

うまくいかない時はメンテナンス不足

見方によっては、好きなことばかりやっているように見えるかもしれませんが…

こうやって自分の機嫌をとることって僕は必要なことだと思います。

どう考えても親がギスギスしていたら子供の能力なんて育ちません。いつもイライラして干渉ばかりしていたら…冷静な判断ができずに親として子供の可能性を信じられなくなってしまいます。

しかし自分がメンテナンスされた状態で、心地よい状態で…、ゆとりのある状態で…心に余裕のある状態でいれば、何が本当に子供のためなのか、何が自分たちのためなのかがしっかりと判断できるのではないでしょうか。

これは子育てに限ったことではありません。何にでも言えることです。成功哲学の本なんかには、

「自分の内なる声に従いましょう!」
「直感はいつも正しいんだ!」
「魂の声を聞きましょう!」


といったことをいろんな人が言っています。

僕も47年も生きているとこう言った声なり直感なりを感じることはありますが、いつも聞こえているわけではありません。

自分の内なる声が聞こえなくなって…、誤解しておかしなことをやって…、失敗する、みたいなことがあるのですが、そういった時って大体、メンテ不足です。

自分の心と体をいい状態に保っておかないと、自分の本当の声なんて聞こえないんだと思います。

「自己メンテナンス力」は全ての土台

こういうふうに考えると…

自己メンテナンス力っていうのは全ての土台です。

内なる声、直感、魂の声…言い方は何でもいいと思いますが、そういったものが聞こえるかどうかっていうのはすごく大切なこと。

こういった声を聞き逃さないように、自分を良い状態に置いておかないといけない

そのために必要なのが自分で自分の機嫌をとる「自己メンテナンス力」です。僕自身、自分の機嫌をどうやってとっているかというと…

・ランニング
・美味しいものを食べる
・本を読む


主にこの3つです。

メンタルが下がっているなって感じたら必ず上記3つのいずれかの時間をとるようにしています。

コロナ禍以降、仕事の事や子どもたちの事で悩むことが多くなりましたが、メンテナンスを意識して行うことで不思議と落ち着いて、そして前を向いて毎日を送ることができています。

自分の健康や時間を犠牲にして家族のためにがんばる!というのは、すごく美談に聞こえるかもしれません。しかし先程の子育ての例でもお伝えしましたが、親がいつもギスギスしていたら…、イライラしていたら…、機嫌が悪かったら…、どんなに良い環境を子どもに与えても子供の能力なんて育ちません。

親は子どもにとって一番の環境です。

その一番の環境をメンテナンスすることは、子どもにとってもプラスになることではないでしょうか。

あなたは自分をメンテナンスできていますか?

常にイライラしている…、うまくいかないことが多い…、子供をすぐに怒ってしまう…もし今こんな状態であれば、間違いなくメンテ不足です。

ご家族のためにもメンテ不足にならないように、自分で自分の機嫌をとってくださいね。

メンテ不足にご注意を!

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

久家

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